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2011年4月21日木曜日

体制派の疑いもない分裂。検閲されはじめた現職大統領派

イランの政治ばかりに目が向いている。昨日も書きましたが、情報大臣辞任劇は2009年大統領不正選挙以降続いている政治変化をさらに体制内部で過激にさせている。現職大統領のネジャドの関連サイトはイラン国内でフィルターされるようになって、見られなくなっている。大統領府サイトも見られない時間があったとか。

理由を簡単に書こう。
・聖なる(?!)誕生も含め、聖なる職についている最高指導者ハメネイは2009年大統領選挙後に「選挙は正しかった」として、憲法で認められているはずの再集計を止めた。
・その聖なる最高指導者の指名を受けたアフマディネジャドは自らはなにをしても承認されると理解した。秋に開催予定(以前も書いたが実施できないと思う)の国民議会選挙で自らの一派を議会に送りたいがために、事前検査を行う一機関である情報相の大臣を辞任に追い込んだ。しかし、聖なる方、本人が、それを喜ばなくて、自らの息がかかった人を議会へ送ろうとした。
http://touji-shabeyalda.blogspot.com/2011/04/blog-post_3404.html

情報大臣辞任劇は昨日も書いたように終わりの始まりが見えた一部でしかない。
大統領選挙の結果を疑って道路に出て、殺された人々の血がここまで影響を与えている。自由のために命を落した皆のご冥福をお祈りします。
殺害された人々に関する過去の文書は
http://touji-shabeyalda.blogspot.com/2011/03/norouz.html
http://touji-shabeyalda.blogspot.com/2011/03/blog-post_1139.html など