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2011年5月9日月曜日

イスラム共和国の刑務所はいかにひどいのか

イランの刑務所内から次々に書簡が外に出され、公開されている。
「寝る場所もないからトイレやシャワー室で寝ざるおえない人もいる」とか「二人で一枚の毛布をかけて寝るしかない」とか「力が弱ければどうにもならない。ある若い男性は一晩に7人にも強姦された。それなのに、翌朝刑務官に訴えたら、独房に入れられた」と鳥肌が立つような手紙ばかりだ。「これをイスラム教の国家といえるのか」と最高指導者のハメネイに向かっているものはほとんどだ。
宗教指導者らのほとんどらはこのイスラム国家の恩恵にあずかっているからこそ、なにもいわない。アーヤトッラ・サーネイとダストゲイブさんは唯一話しているくらいだ。「アラーの印」という意味であるアーヤトッラたち、なんで黙っているのか??
一般に住んでいる人も大変なイランなのに、刑務所内はどれほどおそろいところか。昨年は7万人も新たに服役するはめに。
政治や社会的な思想の理由は増えているのは、言うまでもない。ジャーナリストで大学教員もしていたZEIDABADI博士は服役中だが、先週ユネスコで「自由の賞」をもらったばかりだ。
日本でも刑務所⇔外との手紙は読まれているから、普通の出し方でないことはもちろんだ。人に頼んでいるのだろう。
読むだけで、今の自分はイランへ帰れないと改めて理解する。政治犯という名目で逮捕されている皆が早く自由になってほしい。