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2011年5月11日水曜日

ブックフェアだが、出版社らはなにがだせるのか?

テヘランで今、ブックフェアが開催中だ。割引があったり、世界中からの本は並ぶ。学生や大学生らは必ずといっていいほど行く。外国に住む研究者らも行くようにしている。
しかし、本の出版もまたイランで困難のわざだ。検閲という検閲が実施されて、イスラム指導省(なにを指導するのか?!)の検閲を通って、ブックフェアにならんでも突然撤去されたりする。今年1000冊名ほどの本は撤去された。
ある出版社の社長は新聞へのインタビューにこう答えた。
「2500年前の歴史を紹介する本を出版するように翻訳者に作業を頼んでいたのに、『豚』という単語を外すべきだと命令された。絵本のイラストに登場する2歳の女の子であっても、スカーフをかぶるべき」と命令が来るそうだ。
イランにイスラム共和国の憲法がある限り、なにも進まない。
緑の運動の人々はその矛盾を撤廃してほしい。2009年から始まった緑の運動の要求は時間とともに明確になった。
日本のイラン研究者の皆さん、きちんとみていますか?