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2011年6月22日水曜日

エビン刑務所で無制限のハンガーストライキする12人


国民議会はスポーツ大臣承認を否決したとか、外務大臣顧問就任で議会とネジャド政権はもめたとか、イラン政治は忙しいようにも写る。しかし、これらはすべて体制の芝居でしかない。
今、イランで一番、気にしなければならないのは、テヘランのエビン刑務所でハンストをする人たちの命だ。
Haleh Sahabiさんが父親の葬式で殺されてから1週間もたったないうち、Reza Hoda Saberさんはその死去に抗議してエビン刑務所でハンストして2日後に死んだ。ハンストしていたのにもかかわらず、心臓不全を訴えたのに、治療を受けないところか、暴行された。刑務所で暴行を受けた数時間後に亡くなった。
今度、Saberさんが受けた暴行を証言した12人は無制限のハンストに入った。

自分の体を痛めるまでにして、現体制の問題を訴える人々。なんと言えばいいのか。
「あなたたちの叫びは聞こえた。お願いだから、ハンストをやめて。これ以上に人が死なないでほしい。お願い・・・」 これは私からのお願いだけではなく、多くの人が動画にもして、ネットに投稿している。

体制よ!彼らの命を守る責任はあなたにあるのよ。

英国に反対するハンストで命を落したアイルランドの「ボビー・サンズ」の名前は今でもテヘランでイギリス大使館近くの通りの名前になったままだ。イスラム共和国体制は、イギリスに反対して命を落したハンガーストライキを許さないというのなら、自国で同じことが起きていることをどうするのか。
命を守る義務がある。

ボビー・サンズさんに関連したウィキは
http://ja.wikipedia.org/wiki/IRA%E6%9A%AB%E5%AE%9A%E6%B4%BE