素敵な読者の皆さん

2012年12月29日土曜日

ハタミ元大統領を東京工業大学に招聘できたきっかけの音楽

年末年始で忙しかったり、郷帰りや旅行で難しい話を読みたくないだろうから、イラン西北のアゼルバイジャンの吟遊詩人MehdiChangizpourさんの音楽をここで紹介する。
まず、このAASHIG 吟遊詩人に出会ったのは、NHK衛星番組「わが心のたび」の通訳・コーディネーターでイランへ帰ったときだった。ゲストは琵琶演奏者の上原まりさんだった。
その番組でイラン西北のタブリーズを訪れるように企画して、Changizさんと双方が演奏する流れとなった。


しかし、この出会いは後に私の人生を大きく変えた。28歳の大学院学生ににしてイランと日本の政治に大きな影響を与えた。
それは自己紹介のページにも書いた2000年に当時のイラン大統領、ハタミ氏を東工大によぶことへつながった。当時イランの大統領が42年ぶりに来賓として日本へきたときに、研究で彼の性格を知っていたことから「文明間対話」に対する講演ならば、彼が喜んで教育機関でしたいのだろうと考えた。(単に私がハタミに会いたかっただけのをさておき?!
それを当時所属していた東京工業大学に持ち込んだ。指導教官らの二人、政治学者の田中善一郎と、社会学者の橋爪大三郎先生らに相談した。
この企画は、なんとお二人におかげで教授会にかけられ、教授会で「講演会」と「名誉博士号」などが認められた。名誉博士号とは、どれほど大変なものかと理解できるように東京工業大学で説明しよう。大学は設立されてからの120年以上の歴史で、大学の名誉博士号を受賞したは、6人しかいなくて、ハタミ氏は7人目だった。最初の6人とは、すべて理科系のノーベル賞など大変理科系に関わりにある人たちだった。
「文明間対話」だとか、なんだかよく分からないものを国連に提唱して、21世紀の最初の年を「文明間対話の年」にさせた政治家ハタミ氏への名誉博士号はもってのほかだった。

今日はここまで。
吟遊詩人Cahangizさんとハタミ氏を東工大に呼べた続きはまた今度にでも書く
つづきで吟遊詩人らの歌でもきいてください

女性歌手シーマ・ビーナについて書いたものと彼女の歌声も聞けるのはこちらで「女性歌手、シーマ・ビーナー

と連続きける方法も紹介したこちら

イランで禁じられている女性歌手のコンサートを日本で開催できれば

2012年12月25日火曜日

キリスト誕生のときと今の世界人口の違い


毎秒増えている世界の人口をこちらからみえます。
世界の人口
.およそ40億年前生命が地球に確認された。
キリストの誕生のとき、世界の人口はおよそ2億人だったのに、今日、70億1000万人ほど。簡単計算すれば、2000年で35倍になっている。
結局地球が同じ大きさなのに、簡単に言えば、人間一人当たりの面積は35分の一になっている。
国の数がどんどんと増やされて、国境線がしかれているだけ・・・

2012年の中東を暮れの12月26日の文化放送で

2012年12月26日朝10時05分から文化放送デイトラインに出演する予定。2012年に中東でおきたことをまとめる。エジプトとシリア状況はメインになるはず。

シリアの情勢で書き加えるとアサド体制も反体制派のグループらも人を殺している。

そして、どっちも武器を外国(ロシアが政府側に、カタールやサウジアラビアなどが反体制派)に渡している。結局殺されるのは人間だ。
しかし、明らかなこともある。数日前に、主食のパンを久しぶりに売り出せたパン屋だったが、そこに集まっていた市民らは空爆されて、大勢が殺された。買いにきていた女性や子供たちだったのに。
北西部にあるその町は、最近、反体制派が支配権を取っていたばかりだ。パン屋を空爆したのが、明らかにアサド体制の軍だった。死者が90人以上とされている。ロシアも支援をやめ始めているアサド政権だが、どこまでそこに居座ることにしたいのか。亡命先がどこもないから、居座るしかないのか??殺されたり、逃げたりせざるおえない人々が哀れでなりませんね。

反体制派が勝ったとしてもシリアの状況は悪化するかもしれない。アフガニスタンが今なおバラバラであるのと変わらないかもしれない。

2012年12月20日木曜日

性的な魅力を引き出せるからってブーツはイランの女性に禁止!

先週、東京より先にイラン首都のテヘラン市で雪が降った。(青森よりはずっと遅いけどな)
冬と言って、雪と言えばブーツだろう。
それがイランで「性的な魅力」の表しとして禁止されている!体の線が見えるからだって!
جرم: پوشیدن چکمه
イスラム教の教えというけれど、男性中心につくられているイスラム教だから、なおのことで、男性の心をくすぐるものを禁止にするのよね。高級な靴であればあるほど、いい動物の皮で作られるブーツで殺されている動物の論議をさておき、イランでも皮靴は高級なもの。
それを禁止して、履く女性たちを「ヘジャーブ(ヒジャーブ)」が乱れていて、社会秩序を壊しているとして、逮捕される女性たち。日本のメディアなどは、イランのスカーフの取り締まりを夏の紹介するけど、冬もスカーフの被り方だか、ヘジャーブの取締りがしっかりある。
取り締まる警察はなんの秩序で逮捕するんだか?これも卒論のテーマになるよ。

女性と言えば、イランの原子力施設で働くロシア人らもいる。イラン政府から彼女たちに「ヘジャーブ代」としてお金が払われているそうだ。ぺ語でこちらから引用http://www.digarban.com/node/10268?fb_action_ids=483329998375417&fb_action_types=og.recommends&fb_source=aggregation&fb_aggregation_id=288381481237582

外国人の働き手にお金まで払って、スカーフを被らせて、イラン人の女性たちをブーツを履いているから逮捕する!
なかなか魅力的な「イスラム共和国」に見えないか?

2012年12月13日木曜日

ブラジルでBSE問題が発生しても牛肉を買い続けるイラン

先日毎日新聞でこの記事を読んだ。
日本政府は今月8日にブラジルで初の牛海綿状脳症(BSE)の発生例が確認されたとして、同国から牛肉製品の日本への輸入を停止したと発表した。
ブラジル産牛肉を世界で最も購入しているイランはどうしているのかと言えば:「そのまま輸入し続ける!」結局、それぞれの機関や会社が自らの儲けのことを主にしているからだ。イランの同盟国であって、原子力問題でイランに近いブラジルに気を配っているだろう。
イラン国民の命と相変わらず原子力、原子力と叫び続けることのどちらが重要かよ。2-3週間前だったかと思うが、イスファハン市の近くにある原子力関連施設の近くでウランによる被害を受けた人々がいるとのニュースがでたが、「大きな影響がない」と被爆者の生命と健康をなんとも思わない政治家の発言がでたものだ。
そもそも、イスラム教で禁じている結婚以外のセクスだから、「エイズが性的な関係で発生する」という事実も認めたくイラン体制だ。経済制裁を受けているイランだが、コンドームは貴重品と規定され、今年まで政府が輸入していたものが、イランへの輸入が困難となった。
米国で共和党の議員が流産を認めたくないがために「神を信じればレイプで子供ができない」と言ったことを思い出させる決め事だ。
宗教を混ぜると、分かったことも分からなくなるもののあらわれだろう。
人の命より、神だとか、原子力だとか。あきれたイラン体制だ。

2012年12月12日水曜日

広島市でシリアにおけるイランのシンポ


東北の最北端にある青森から広島へ行きます。広島まで遠いのー!
公開シンポジウム ”アラブの春”からシリア・イラン問題の展開 ―中東研究者の視点―
に出席するため。
詳細をこちらでどうぞ。
___________
”アラブの春”からシリア・イラン問題の展開 ―中東研究者の視点―
日時 2012年12月14日(金) 18:00~20:00 場所 広島市まちづくり市民交流プラザ 研修室B     (交通アクセスはhttp://www.cf.city.hiroshima.jp/m-plaza/kotsu.html 参照) プログラム *報告  宇野昌樹(広島市立大学) 「シリア情勢への視角とレバノン・シリア系ネットワークの役割」  黒田賢治(日本学術振興会)「シーア派政治運動をめぐるイラン言説の諸相―バハレーン問題とシーア派ネットワークをめぐって」  吉村慎太郎(広島大学)「『核開発疑惑』の10年―イランと中東をめぐる国際関係」 *コメント  ホサム・ダルウィッシュ(ジェトロ・アジア経済研究所)ほか *司会と問題提起  山岸智子(明治大学) 入場無料・事前予約不要 (なおスペースの事情で入場いただけない場合もございます) 問合せ先 082-424-6368 (吉村研究室) 主催: 科研費「イラン人ネットワークの系譜とその政治化をめぐる諸問題の検討」 後援: 広島・中東ネットワーク

2012年12月7日金曜日

どんぐりの背比べであっても投票すべき

こちらを読まれる日本国籍で投票権のある方、12月16日の衆議院選挙に参加してください。

私も文句をいいたい一人だけど、投票権がない。
人生の半分以上を日本に住んでていても、民主主義の基本でる投票権利がない。100円のジュースを買っても5円の税金が自動的に取られているのに、その使い道もふくめ、いろいろ文句さえいえない。自動販売機を動かしている電気は原子力からきているのなら、要らないよといいたいのに、いえない。
「日本国籍をとれば?」と考える人もいるでしょうけれども、日本は二重国籍を認めない。つまり、生まれ育ったイランの国籍を捨てないといけない。結局イランへ行こうとすれば、イラン入国ビザを取らざるおえなくなる。米国やカナダなどのように二重国籍を認めて!!!
日本憲法の試験を設けてもいい。日本史でもいい。なにかの試験に合格することで認めるのなら、それでもいい。支払う税金はいくらか以上であるべきだとするのなら、それでもいい。
戸籍を設けないといけないというのならば、生まれたかのように日本へ最初に上陸した場所として、成田空港を戸籍所に設定してもらってもいい。
200万人以上、総人口の2%近い人が外国国籍で日本に住んでいる。日本にいかなる形であっても税金を払っているのに、結局声は出せないでいる。「鎖国時代」の延長に今の日本がある。出島だけに外国人を住ませればいいと考えているのだろうか。今まで立候補者の一人も「日本国籍の条件」を問題にしていないじゃないか?いた?それなら、コメントで教えて!
「ニッポンは民主主義」だというのに、その「民」の一人にも数えられていない。鎖国時代の出島にいさせてもらっていると考えている人が多いから、結局、今の日本のままだろう。

住んでいる日本で文句をいいたい!!投票権を私のような外国人に認めちゃうのが、怖いのか?人口の2%も外国ジンなのに、いいのか?

民主主義を求めて多くの命を落としているリビアやシリア、イランなどの国と違うと考えるのなら、「投票してください!」。どんぐりの背比べであっても投票しないとなにも変わらない。そして、こちらにも「投票権」を認めてください
日本語一級試験には18年前に受かったけどさ、こんなことのために使う日本語になるとは思わなかったな!

2012年12月5日水曜日

12歳の娘は何の罪で出国停止になるのか?

ハンガー・ストライキをせざるおえないイラン人女性弁護士
のナスリン・ソトーデさんが49日間のハンガーストライキを昨日やめた。テヘランのエビン刑務所に「反体制の活動」の罪をかぶせられている弁護士の彼女は自らの命をかけるまでにしてやったことは、12歳の娘が出国禁止になっていることへの抗議だった。
12歳の娘になんの罪があったのか?人権活動家で弁護士の母親に不当な圧力をかける以外の理由があるのか?
本当に腐ったイランの法務関係機関だ。もとを言うのならば、腐った体制だからだ。

ハンストをやめられたことは本当に嬉しい。イラン人に限らず、欧米国など世界中の人たちが彼女の支援に声をだしてくれたことが大きな要因だろう。日本の読売新聞にでていた記事も

裁判所(??なにを裁くのか??)に弁護士としてではなく、被告人としていかされる途中に見せた夫婦愛の写真は

彼女のような弁護士や人権活動家がイランに、いや、地球に生きていてくれて本当に嬉しい。彼女のような母親に大手で拍手!

2012年11月29日木曜日

パレスチナ人らはパスポートをもっていない

イスラエルの存在を1947年に認めた国連だったはずなのに、パレスチナの土地でパレスチナ国家がない。未だになくて、領土も持たないから政府もなくて、パスポートも持てないでいる。
300万人以上いるパレスチナ人らが今日、国連でバチカン程度の扱いになれるだろう。期待しているパレスチナ人らがどれほど多いのか。無理に作られたイスラエル人がパスポートをもっているのに・・・

2012年11月27日火曜日

11月28日の朝、文化放送ラジオにでます

パレスチナのガザが空爆されたことにちなんでラジオに出演します。

文化放送デイトラインhttp://www.joqr.co.jp/japan/

2012年11月22日木曜日

人の命を数字で語ってはいけないが、ガザの犠牲者は300倍


風刺画を書かれるイラン人のMana Neyestaniさんの風刺画。
この8日間の攻撃でガザでは150人以上とイスラエルの5人の死者の300倍。地球より重い人の命だが、犠牲者がどれほど出させるのか。
国際政治からみたパレスチナの状況は

米国人の払う税金は爆弾になってガザで人々を殺す



2012年11月21日水曜日

米国人の払う税金は爆弾になってガザで人々を殺す

「イスラエルとイスラム過激組織ハマスの停戦」、「停戦」と叫ぶえらそうな人が多い。
「ハマスがイスラエルを攻撃したから、イスラエルは軍事組織のトップを空爆して殺した」と論説する人もいる。「双方に停戦してもらわないといけない」なともいう。

しかし、そもそもガザの人々を殺している武器はどこからきているのか?
多くは米国人がはらう税金からだ。一日に換算すれば、300万ドルの支援金だ。一ドル80円の換算にすれば、およそ2億4千万円になる。一日の支援金ですよ。

パレスチナ人の土地を奪ったのはイスラエルだ。45年前からどんどんとその土地を広げているし、20年前からガザをあらゆる方面から閉鎖している。空も海も陸のあらゆる方面からつながっているガザの入り口を封鎖している。地図でも見えるように、イスラエルと書かれた文字の左上はガザだ。

ガザのパレスチナ人が米を買おうと思っても、結局それがイスラエルの許可を得たものであって、イスラエルを通ったものでしかない。
イスラエルはパレスチナを占領下に置いている。占領下に置かれているパレスチナ人らを殺しているのはイスラエルだ。停戦は非常に重要だが、結局、首を絞められているパレスチナ人に停戦しろと言っても、どうできるのかよ。自爆するしかないのは理解できる。

ひとまずここでやめるが、私は日本で売られている米国ブランドのハンバーグもコーヒー店にもできる限り行かない。結局その税金が米国のものになって、爆弾になる。自分が食べたハンバーグは爆弾になって、自分の頭に落ちることになる。いやだ。そのコーヒーの購入をボイコットする。まったく自分の買ったもの税金はイスラエルや米国へ流れないとは言わないが、できる限りそうする。

フェイスブックで共有したものをここにも添付する。

前もイスラエルがパレスチナ人を殺す方法は変わらない。土井さんの痛々しいいとも見える泣け叫ぶ人たち。なぜパレスチナ人を殺すのか?もと兵士へのインタビューに字幕で日本語があるので、ぜひみてください。
http://www.youtube.com/watch?v=pW6qDUqfTUs

2012年11月18日日曜日

11月30日早稲田大学にて「イラン人ネットワーク」に関して発表します


今年の7月、調査で訪ねたアゼルバイジャンとトルコでイラン人ネットワークについて調べた。
しかし、イラン人に限ったものではなかった。調査で見えてものは地域全体における「国境」と「民族」と「宗教」がいかに複雑に絡み合っているのかだった。

日本中東学会のメールリストにも流れていた情報を下記に添付します。
お時間があれば、ぜひいらしてください。わかりやすさをモットーにしようと思いますが?!ビデオの映像も流すつもり。
__________
イラン~アゼルバイジャン~トルコの国境にまたがるイラン人ネットワークの現況について研究会を開きます。

平日(金曜日)午前中という少し変わった時間帯ですが、ご興味のおありの方は是非おいでください。(予約不要)

JS科研 研究会

日時:11月30日(金曜日) 10:00~12:00
場所:早稲田大学  11号館816教室 (この建物の1階はLawson です。エレベータは4階から9階まで止まりませんのでご注意ください)
 
報告者:アレズ・ファクレジャハニ氏
タイトル: 社会運動のネットワークと国境:イラン国境沿いのアゼルバイジャンとトルコの現地調査から

主催:科研費研究「イラン人ネットワークの系譜とその政治化をめぐる諸問題の検討」(代表 山岸智子)

2012年11月17日土曜日

ガザの風刺画


フェイスブックで見た風刺画です。

アハル地震被害者の悲惨なテント暮らしの映像

イランの北西部で地震がおきてから3ヶ月たっているが、被災者らに配られたものはテントだ!夜の氷点下でテントで寝かせられる子供たちは・・・はじめて映像をみた。

米国で台風が来たとき、イランは支援を申し出た!
それやありがとう!他にやっておくべきことがあるのでは?
パレスチナのガザに対するイスラエル攻撃は許されるものではないのはわかっているけど、ハマスに部分的に武器を渡しているのは誰だよ?イスラエルがそこまで優位に立つのは許されないことはわかるけど、結局、ガザの子供たちが殺されることになるだけじゃない?

2012年11月12日月曜日

イランで32年間絶対タブーだった米国との関係は今や政治界各界から

イランと米国は国交を再開するために、体制内のあるとあらゆるところから声がでる。
今度は「核交渉の5+1グループとの会議をしっかりやらないといけない」という政治家も。
米国との関係を話すことに触れるだけで、逮捕される罪だったのに、今はあるとあらゆるところから「国交回復」までの話がている。タブーだったことは、もう今やどうどうと話されている。
金曜礼拝でなくても、小学生らは校庭で集まめられれば「米国に死を!」と叫ばされたのに、体制はいったいなのに「死を!」と叫ばせるのか?
ああ、哀れなイラン・イスラム共和国体制!!敵がいなくなれば、存在意義はなくなるのじゃないか?!後にイスラエルを認めて、国交回復する気なのか??
ペルシア語だが、BBCのサイトからどうぞ
http://www.bbc.co.uk/persian/iran/2012/11/121112_l39_iran-us_relations_rezaei_salehi.shtml

以前この兆候について書いたものは

イランは米国との関係を改善する。「地獄の底で!」


2012年11月9日金曜日

昨日、遺体が埋葬された青年の活動

Sattar Beheshtiさんのブログはhttp://magalh91.blogspot.dk/だったが、無名で書いていた。

彼の遺体が家族が不在のまま埋葬された。イスラム教での埋葬前に遺体を洗うゴスルというが、その場所にも家族がいなかった。拷問の跡が残っていたのだろう。
英国のガーディアン紙が彼について書いた記事は
http://www.guardian.co.uk/world/iran-blog/2012/nov/07/iranian-faceboook-activist-sattar-beheshti?fb=native&CMP=FBCNETTXT9038

彼が一時期、エビン刑務所へ移されてから書いた「虐待を受けた訴えの書簡」は紹介された。なぜ外にでたのか?憶測するのに、①担当官が、書簡の受け取りを拒否したがために、Sattarさんは仕方がなく、刑務所内にいる他の政治犯に渡して、それが後に外にでた ②受け取った担当官が上の担当者が受け取らないだろうからと、彼が亡くなってから、ネットに流した。いずれかだろうが、どちらにしてもSttarさんは帰ってこない。その書簡の写しは


書いているのはペルシア語で

درخواست: شکایت علیه بازجوی خود

به: آقای اعلائی مسئول اندرزگاه ۳۵۰
اینجانب ستار بهشتی درتاریخ ۹۱/۸/۹ از طرف پلیس فتا در منزل بدون حکم بازداشت شدم و اینجانب در مدت دو روز بازجویی مورد انواع تهدید و ضرب و شتم قرار گرفتم از فحش های ناموسی که به مادر بنده می گفتند و به خودم مانند [...]، مادرت سالم نیست و بسیار توهینهای دیگر و انواع ضرب و شتم با مشت و لگد و بستن به میز و لگد زدن به سر بنده و اکنون در تاریخ ۹۱/۸/۱۱ بنده را پلیس فتا باز احضار کرده و با خود می برد و بنده عواقب هر اتفاقی که برایم پیش آید مقصر پلیس فتا می دانم و همینطور اگر اعترافی از بنده گرفته شود تحت شکنجه بوده در مدت ۱۲ ساعت ماندن در بند ۳۵۰ اتاق دو، اعضاء اتاق شاهد آثار ضرب و شتم روی بدن بنده بوده اند. و ۲ بار به پزشک مراجعه کردم در نهایت گزارش خود را تقدیم به شما می کنم و خواستار پیگیری این امر هستم.
با تشکر
ستار بهشتی
Sattarさんのように拷問下に殺された人はいくらいるのか。数十人、数百人、それとも数千か、数万人???
責任を誰にあるのか???イスラム体制をどうにももたせたいイスラム体制全体にあるのに。

2012年11月8日木曜日

イランは米国との関係を改善する。「地獄の底で!」

米国オバマ大統領が再選したその日にイランから「地獄の底で米国との国交再開に向けた対話をする用意がある」とどうでもいいけど、イラン体制のラリジャニ兄弟の一人が語った!
以前書いたものを読み直していただければ

俺も間違った!と

言ったハメネイだったが、予想通り関係改善というか、核開発へつながるウラン濃縮を止めるだろう。
地獄というのだろうとなんだろうと、大きな政策変化をするだろう。
なにが「原子力が当然の権利だ!」と叫んだり、「ウラン濃縮をわが国へのケチつける材料にしているだけ」というのか。
結局、イスラム体制を持たせて、自分立ちが体制のトップに残ることにしたいだけだ。
ペルシア語でのニュース・リンクは

2012年11月7日水曜日

ブログで意見を書いた罪で殺された青年!


.ブログを書いていた一人の青年が無法に逮捕されて一週間で遺体で家族に引き渡された!何の罪で逮捕されたのか?誰に逮捕されたのか?殺されたのは、なぜ、なぜ???

2012年11月4日日曜日

内部分裂が激しすぎるイランの政治界

今のイランの政治界はハメネイがネジャドにとか、ネジャドが法務長官をとか、、、とにかく止まらない批判合戦!
その一部として、自らの過去も消している。学校の教科書から1979年の革命やその後のイラン・イラク戦争で当時のヒーローらを削除したりすることにとどまっていない。
1997年から大統領だったハタミの名前までもを施設の設置の記念塔から削除!
オメデトウ!!

2012年11月3日土曜日

ハンガー・ストライキをせざるおえないイラン人女性弁護士

読売新聞にハンガーストライキをしている弁護士の記事もでた。



女性弁護士のNasrin Sotoudehさんはエビン刑務所に無法に入れられてから2年以上たっている。彼女は家族に面会できなかった、12歳の娘が出国禁止になったりしているとしてハンガーストライキをしている。2週間にもなってしまっている。
彼女の罪は「政治犯らを弁護して、体制転覆を図っている!」とされている。弁護士が弁護してイスラム体制を転覆させるのかよ?!

この風刺画はイラン国外に住まざるおえなくなっている一人のイラン人Mana Neyestaniさんのものだ。
Nasrin Sotoudehさんのことをこちらにも書いていた。

愛を手錠も、刑務所もとめられない

政治的な発言は理由で刑務所にいる女性弁護士:母親は刑務所にいても母親

2012年10月31日水曜日

世界からの経済制裁はイランになんの影響もない!

何度も紹介しているMana Neyestaniさんの風刺画。
「経済制裁はイランになんの影響もない!」と革命防衛隊をはじめ、体制の多くの政治家らがいう。
درگیرها (۳۶۳) - هنوز طوری نشده

経済制裁の影響。独裁者らと一般国民の状況!

2012年10月24日水曜日

北西部地域の地震被害者は寒さと戦いきれるのか

青森で寒くなってきた。実績をのこすためにしばらくネットと距離を置くと書いたけど、、、心の故郷イランの北西部で地震被害者の写真で心臓が痛む。二重窓のある家でコタツに座っていることを罪にも思うほどだ。氷点下ではない青森だけど、夜は氷点下にいる人々。
現地のいくつかの写真



政府が仮設住宅を9月まで設置すると宣言したが、今なおテントにいる子供たち
続きの写真はhttp://www.bbc.co.uk/persian/iran/2012/10/121023_pics_earthquake_ahar.shtml



10月26日にイランの北西部で雪も降ったそうだ。ああああ、ああ。イラン政府や体制はレバノンやシリアを支援し続けている。最近もシリアのアサドに会ったイランの外交官は「イランはシリアへ民間支援協力することができる」と。
国内の被災者を置いて、なにが民間と称してシリア政府を支援しようとするのよ。


他にアハルのことは

オーラルヒストリ(個人史)をはじめたイラン北西の町で大きな地震

地震の政府や体制の対応にイラン国民が怒っている

ボランティアらを逮捕するイラン体制

実績をつくらないといけない

こちらを見てくださってありがとうございます。
自由に、自らの意思によって始めて、社会的責任を果たすために無償で書き続けていますが、しばらく休みたいと思います。まずは1週間ほどかな。
というのも、ここに書いたから「実績にはなりません」
毎日6時間から10時間ネットでペルシア語や日本語、英語でニュースや記事、解説を読んでいますが、それをここだけで書くのも、実績にならないからしばらく休もうと思います。読んだりするのを辞めるわけではないけど、こちらのアップを休むだけだ
どうしても聞きたいことがあればメールでご連絡ください。
将来のことを(今のこともだが?!)考えれば実績となるようにしないといけません。
では、また

2012年10月23日火曜日

米国大統領選挙の最後の討論会はイラン尽くし

日本時間の10月23日に終わった米国大統領選挙の討論会は外交がテーマであったから中東、そしてイランの話ばかりだった。
中継は少し見たが、内容を改めて読んでからこちらに書きます

2012年10月18日木曜日

1200人に一人の割合でイスラム教の聖人らを褒める職業に

イランはイスラム国家であることで、イスラム教をメインにした職業はやたらめたらある。
国家のトップは北朝鮮と違うのは「宗教学者」であるべきと憲法で決め付けられている。憲法と言っても名前しか守られていないけどさ。だから、ハメネイは黒いターバンを巻いている。

写真を載せるのは嫌だけど、上の人はイラン国家のトップ、ハメネイだ。

イランの国家宗教はイスラム教・シーア派とされている。ウィキペディアを読んでもらっていいんだけど、シーア派を簡単に説明すれば:1400年前にイスラム教を道開いたんだか、アラーから啓示を受けて示し開いたんだかのマホメド預言者をトップとするイスラム教だが、そのマホメッドの後に誰を政権のトップにするのかでもめたのよ。年齢順にするのか、血筋に基づくのかでもめたのさ。
政権のトップになれなかった人たち、アリーとその子孫は、負けて殺されたりもした訳だ。1300年以上も前のことよ。

争いに負けて、殺されんだか、勝負を諦めたんだかの子孫をイマームと呼び、毎年その命日で「嘆き苦しむ姿を集まって、互いに見せあわせる。まあ、祭りであったとして、胸を叩いたり、頭から血を流したりなどと小奇麗な祭りでない。
男の見せところとでも言えのだろうけど、、、
そこで、殺されたイマームたちを褒め歌う職業の人たちがいる。Maddahمداح マッダーフと呼ばれる。
その数はなんと今のイランでは5万9000人!
イラン人口で換算すると1200人に1人だ!!
情報の本はこちらからhttp://melimazhabi.com/?p=26830

ちなみに青森市では、200人に1人が市の職員であるから、宗教職員の数の多さが想像できるだろう。(人口30万人ほどと市職員1500人ほど)
これは、消して宗教学者の数ではないことをご理解ください。ハメネイはMaddahمداح マッダーフでないし、あるとあらゆるところで職業についている宗教学者(Molla)と違ったわずかな一部の数だけだ。
一時期だけ嘆き褒める職業をしているだけである。
今のイランでMaddahمداح マッダーフらの状況をドキュメンタリにしている映画をネットで見られる。30分のものだが、ペルシア語。タイトルは
聖なるマインドコントロール
http://shahrvand-yar.com/media/3968 
音を聞かなくてもいいので、流してみてください。少しシーア派を理解できるかもしれない。

2012年10月17日水曜日

イランの地震被災者は氷点下で仮設住宅もなく


イラン北西部、アゼルバイジャンの地震被害者に未だに仮設住宅も作られていない。昨夜氷点下になった。「2ヶ月ですぐに住宅を作り出す」と叫んだネジャドだったのに、、、、結局160人を連れて米国へ行ったことなど、無法国家の大統領?!とその無法国家の体制!その寒さのなか、過ごす人々・・・ああああ、叫びたい!!!!

前にこの地震関連で書いたものは

俺も間違った!と

最初に、ぜひともフェイスブックに加わってくださいとのお願いです。というのも、私をはじめ、多くの人がそこで情報を共有したり、議論したりしているためだ。私もイラン人らにも読まれることでそこに投稿している。イスラム教の問題を浮き彫りにするリンクに、アフガン人の友人が反論したりするし。イスラム以外頼りになるものがないから、貶されたくないだろうな。

まあ、本題に戻ろう。
イランは核濃縮を一時停止する可能性もでてきたのか?

と前に書いたが、それを証明するかのように今イラン北東部を訪ねているすべての権力を握っているハメネイの言葉から読み取れる。

それは、彼はマシャドに訪問したときにはじめて「俺も間違った」と認めたためだ。その間違ったものはどうでもいいことを謝っているけど。理由はどうでもよくて、イラン人口を増やさなかったことは間違いだったと。謝ったことが重要」
後から加えたが、北朝鮮に類似するイラン独裁システムで金正日が俺が間違ったといえば大ニュースだろう。それに近いもの。
また別のところで、若者らのスカーフや姿、問題BadHejabをそこまで取り締まる必要がないとか。



まず「自分が人気者だとして」この人たちを小さな町で導入させたことも今まであっても、今回は目立っているように感じる。。
続きの写真はhttp://news.gooya.com/didaniha/archives/2012/10/148731.php
ハメネイの今までの言葉から予測できないものだった。なぜそれをいうのかと言えば、次にシーア派の第2イマーム、ハサンと同じように戦わないで「勝利する」ことを択ぶからではないかと。つまり「俺もイマーム・ハサンと同じように協議する」とでも言いたいからなのではないかと

ペルシア語だが、MehdiKhalajiさんも含めたBBC討論会番組でもまさしくこれが話されている。
ご参考までに
http://www.bbc.co.uk/persian/tv/2011/04/000001_ptv_page2_gel.shtml

2012年10月6日土曜日

警察や治安部隊の監視のもとテヘランのバザールは事業・・・

投稿のタイトルに書いた「事業・・・」に意味があることを察することはできるでしょう。
それは店は開いたけど、売買は行わないことだ。
それよりも正しくは「店主らは警察や治安部隊に店をあけさせられた」のほうが正しいだろう。
暴落したイラン通貨リアルに打つ手がないのに、警察や治安部隊を導入させて「平常」をよそわせる。水曜日のデモ
チリ紙と呼ばれた経済制裁・・・イランのリアルはチリ紙に!
を通常通りとよそわせたい。
唯一のテレビ局である国営テレビでも中継されるテヘラン金曜礼拝で礼拝前の演説をした礼拝指導者は「国は安定している。貧乏と言えば、米国のほうがイラン総人口よりも貧困層が多い。イランは安泰だ」と演説した。
ちなみに、金曜礼拝での演説向けにイラン全国に同じ内容がハメネイ事務所から送られる。だから、どこで聞いても同じ内容だ
まあ、これは「イスラム体制」が作り出したシステムだ。
日本ではお寺や神社でどこも同じ内容で説教したら気持ちが悪いでしょう?!

とにかく、イランは警察や治安部隊の監視のもと平和だ!

2012年10月5日金曜日

イランは核濃縮を一時停止する可能性もでてきたのか?

イランで米騒動というか、通貨リアルの大暴落は、ネジャドの退任を引き起こす可能性が生じていることを数日前に書きました。

チリ紙と呼ばれた経済制裁・・・イランのリアルはチリ紙に!

と 一米ドル3万リアルに跳ね上がってしまった

日本のイラン研究者らへのメールで共有しましたが、もう一つありえることは体制のトップであり、核濃縮もふくめて、すべてを握っている最高指導者ハメネイが核濃縮を一時期止める可能性だ。
その予兆を以下の2つから想定する

1。ハメネイのサイトで「故ホメイニが戦争停止を受け止めたことは消して逃げたためではなく、シーア派のイマームの教えに従っただけだった」と書いている。
ペルシア語だが参考にこちらをhttp://www.digarban.com/node/9140
戦争停止というのは、1988年に当時最高指導者だったホメイニがイラン・イラク戦争の停止を受け入れたときに「毒を飲む気持ちで、戦争停止に賛成する」ということは彼にとって、「死ぬまで戦争する」としていたホメイニにとって、停戦の受け入れは、一番屈辱だったはず。

2。イランで一番経済界を握っているとされる商業会大物HabibOllah AsgarOladi
「欧米の圧力にくっして、核濃縮を止めることはまったくない。しかし、いかなる指示があっても、我々はハメネイ最高指導者の指導に従います」と話した。
この発言を斜めに読む必要がある。それはハメネイが今まで、濃縮を停止しない、停止しないと幾度も繰り返し言っているからいかなる指示」の意味は「指示を変えさせる必要があって、その可能性はある」とのことだろう。

大物の発言はこちらに
http://www.mehrnews.com/FA/newsdetail.aspx?NewsID=1711976
درمورد فعالیت های هسته ای ایران خاطرنشان کرد: ما نمی توانیم به امید اینکه غربی ها تحریم ها را بردارند غنی سازی 20 درصد را  متوقف کنیم اما در این رابطه تابع نظر رهبری هستیم و هر تصمیمی که ایشان دراین خصوص بگیرند می پذیریم.

まあ、見てみましょう。これは憶測だからね。どこにも所属していない政治研究者の予測だから、お好きにご理解ください!!

2012年10月4日木曜日

わずか3年前に・・・

わずか3年前の2009年5月からイラン社会はアラブの春の先駆けとして動いた。それまでも消して穏やかな状況ではなかったが、大統領選挙の不正を訴える人々が路上にでた。
これらのビデオを見ると殺された若者らや、逮捕された人たちのことで頭がいっぱいになる。胸が苦しくなる・・・・あああ、叫びたい。
憲法で認められているはずの数えなおしを行うところか「100万票が違っても、結果に違いがない!」としたハメネイは自らの弟子とも思えていたネジャドを大統領とした。ネジャドとハメネイの近い関係は、結局イランをダメにしている。
このビデオらをみたら、早く「眠りの美女、イラン社会」とのタイトルで書き始めた文書を終わらせないといけないと感じた。
ああああ、このヤロウーたち!!!

原子力を称える人形の姿!!

http://takseda1385.blogspot.jp/から拝借

原子力、原子力ばかり主張するイラン体制も含めた政権。
「原子力は我々の当然の権利だ!」と7年前に政権についたつもりのネジャドだったが、今になって「経済制裁はわれわれの経済を苦しめている」という。結局、風がふけばどちらでも向くのかよ?!必要なのか、そうでないのか???
この人形の設置場所はイランのどこにあるのかはわからないが、農民らしい人が手に原子力のシンボルを持っている。後ろの風景からたぶんテヘランだろう。
人々のこの政策に飽きているのを「降ろされたズボン」から読み取れるだろう。

日本でこんな人形が無くてよかったね!? まず先にズボンが降ろされて、裸になっていただろうな!結局、民主党は原子力をどうしたいのかよ?大間マグロで世界的に名前が知られている青森に原子力を建設してどうするのよ??日本での人形も裸になるのか?!

後からの記述:フェイスブックで知り合いがこれの場所を教えてくれた。テヘランの北部で、地図ではhttps://maps.google.co.jp/maps?q=tehran+chamran&ie=UTF-8&ei=g15tUNDjFMXGmQWXlYGoDg&ved=0CAsQ_AUoAg
どちらかというと高級マンションも多くて、新しく作られた研究施設も。ほど近いところに原子力研究関連施設。

2012年10月3日水曜日

チリ紙と呼ばれた経済制裁・・・イランのリアルはチリ紙に!

前に書いたこの文書をひとまず読んでください。
リアル(イラン紙幣)はトイレ用のちり紙になる?!

自らをイランの大統領とよんでいるアフマディネジャドはでしゃばりで、好き勝手に発言を演説などで連発する。その一つの演説で国連による経済制裁を「チリ紙」と呼んだりしてから一年もたっていない。しかし、外貨を取得する原油輸出を止められたイランでは、通貨、リアルの価値はどんどんと下がっている。
一米ドル3万リアルに跳ね上がってしまった
と書いた翌日に3万5千までさがり、時間ではなく、分単位で、外貨の値段は下がり続けた。単純計算すれば、1ヶ月でインフレ率は50%だ。先月買ったアイスの値段は、今月で1.5倍になる計算だ。
つまりイラン通貨大暴落している。価値がないものに。

そのネジャドは昨夜、自爆テロに近い記者会見をした。記者会見をネット中継し、反体制派のコメンテーターであるかのように発言した。そもそも、唯一のテレビ局、国営テレビを信じていないごときに、ネット中継をさせた。革命防衛隊を批判したり、ハメネイ最高指導者(??これが一番の権威を持つ人だ)をそれとなく批判したり、、、大統領職に就いたこの7年間、彼の行動や発言を支持していた人たち全員をだ。議会や議長、司法長官らを批判したり。
とにかく、一人演説が好きな彼は、好きなように話した。
一米ドル3万リアルに跳ね上がってしまった
にも書いたように仕事を終われる可能性があることから、ちゃぶ台をひっくり返しているようにも見えた!
結局、今のイラン政治と経済は誰も責任を取りたくなくて、「あなたの間違いでおきていることだってば!」と泥棒が仲間割れした同様状況のイラン体制
でしかない。
「うそつきは泥棒の始まり」のように、嘘で固められた2009年の大統領選挙などから、泥棒らはもめている。

最新のニュースでイランの首都バザール(イラン最大の商業地区)で商人らによるデモがおきていて、催涙ガスは巻かれたと。分単位で外貨の値段が変われば商売なんてできないと思っても当然だ。
結局、政治家らは責任をたらいまわしにしているだけだ。国民の生活はそっちのけにな!





これらは、テヘランのバザールの写真だ

スロガンらは
سوریه رو رها کن، فکری به حال ما کن シリアをほっとおけ、我々のことを気にしておけ!
ایرانی باغیرت حمایت حمایت 誇り高いイラン人よ、支援して!
نصر من الله و فتح قریب/ مرگ بر این دولت مردم فریب 勝利はアラーの力添えで近い、国民を騙す政府に死を!
مردم گدایی میکنند, دولت خدایی میکنه 国民は物乞いをしているのに、政府は神のような真似だ!

ビデオも

2012年9月30日日曜日

一米ドル3万リアルに跳ね上がってしまった

経済制裁のせいばかりではなく、ネジャド政権のせいだけでもなく、イスラム共和国体制の仕組みのせいが非常に大きいが、イランの通貨リアルはすごく価値が下がっている。今日、9月30日に1ドルは3万リアルまで下がってしまった。
イスラム共和国が作り出された革命年の1979年に一ドルは70リアルだった。電卓で計算すると「428分の1」に価値が下がった。日本では想像もつかないでしょう?
イランの中央銀行は崩壊していると言っても過言ではない。政策を打ち出せないし、どうにもできていない。この1年半で三分の一に。一年半に「1米ドルは10000リアルだったのに、今は3万リアル」
国民にどうせというのかよ?生計をどう計算すればいいというのよ?リアルの価値がどんどんと下がっていることだ。
非常に残念だが、イランで米騒動がおきる可能性は高い・・・

追加:イランの現体制は自らの維持のために、アフマディネジャド大統領(嘘ででっち上げられた選挙で大統領にさせられた人)を外すかもしれない。読んでいるニュースや分析らでそのにおいがする・・・議会は、彼を免職にする方向かな?これで、定まった給料で生活をせざる人々の生活は成り立つのか?

2012年9月26日水曜日

160人をつれてNYへ「旅行」している大統領という名の人

ネジャドが選挙(?)でイランの大統領となってから8年がたつが、その8年間で8回も米国のNYに国連総会に出席でいる。それも100人以上の同伴だか、同行で!今年は160人も連れている。結局ニューヨークは憧れの場所だと言えばいいのに。国連総会で「世界問題の解決を提案する」んだとかイラン国内で語って、予算をがっぷり持っていく。憲法だとか、法だとかがあることにされているけど、どこに??原油でえる予算はいくらなのか、誰もがいえない。予想しかない。米国ビザ申請で結局、2人の大臣も含め20人に許可下りなかったから、今回は160人を連れてアメリカ合衆国へ行っていることがわかった。インドは10人以下だと知っているけど、日本は10人か20人程が国連総会に行くのだろう。誰か、その数字を知っているんなら、コメントで教えてください。
ネジャドは8年前から米国旅行(?)へ行くたびに米国メディアのインタビューばかりを受ける。英語も話せない彼は、目立ちたいだけで、ペルシア語記者らのインタビューをほとんど受けてこなかった。今回はそのメディアからひどく侮辱されている。彼の一人芝居をこのように侮辱しているのは、1801年に創設された米国7番目の部数があるニューヨークポストだ。新聞がネジャドを取り上げた記事と写真はこちらに
http://1freedomseeker.files.wordpress.com/2012/09/peaceofshit-11.どうこjpg


英語がお分かりならば、このPeace of Shit の裏に隠されている意味がお分かりになるだろう。とても、私の訳で言い表せないな・・・お手洗いに関連するものは汚すぎてさ?!PieceとPeaceを入れ替えれば・・・
ピースマーク、「平和」を見せながら、「イスラエルの撲滅を訴える!」という記事だ。

そもそもこのトイレのにおいのするコメントはどこから来たのかは、上のビデオに由来する。BBCペルシア語の記者が「イラン国民議会の議員らは同行の160人にかかっている予算に抗議しているが、コメントがもらえますか」と聞いたら、ネジャドはこの上ないののしりである、汚い「議員らは●×を食べている」という。このコメントが聞こえるんだか、聞こえないんだか、フェースブックや投稿サイトのBalatarinなどで多くの議論がある。「ネジャドなら、言いかねない」とか。言ったか、言わなかったのかは不明のままだが、今日現在でこのビデオだけっでも18万回以上、見られている。関連ビデオを入れれば数十万回になるだろう。ペルシア語理解者の間で、ネジャドの発言は大きな波を立てている。

風刺画にもなっている、そのひとつは、自由の女神は:「ネジャドが来ると臭いのよね」




























イラン国民の生活は30%以上の高いインフレで苦しんでいるのに、彼の発言にこれほど、時間を通やしていいのか?他にやるべきことがあるんじゃないか?
これは、こちらに書いている「カタカナを卒業した外人、あれず」にも言いたい。社会的責任だとか言って、結局はガス抜きにしかならないブログだけで書いていいのかよ?まとまった論文なり、文書なり書け!馬鹿!イランは攻撃されるかもしれないし、体制が「米騒動ならぬ、ナン騒動で崩壊するかも知れないのに、細かいことばかり書くんじゃない。まとまったものを書け!
人生には締め切りがあるのよ。わかっているのに、忘れようとするのか?!馬鹿!まともに、名前が残るように社会的責任を果たせ!バーカー!

2012年9月25日火曜日

大学をトイレと同じように「男」「女」に分けるイラン政府


イランと中東のニュースを項目ごとにアップする
給料を得て書いているわけではないことをご理解ください。あくまでも社会的責任を果たすためだ

憶測も加えた簡単な分析書くが、後は皆さんで想像しながらお読みください。
・シリア
●アサドの妹(姉?)が5人の子供をつれてつれてダマスカスを離れ、ドバイに住み始めた。
>政治的な理由から? 
自らを選挙なしで大統領と名乗っているバシャル・アサドの政策、(人々のデモ鎮圧から始まった国民の殺害)に反対しているためか?それにしたら、2万人以上が殺されている今は遅いのではないか?
>この体制はもう持たないと思って、逃げたのか?
>家族の問題か?旦那は?
初の記載後にシリア専門家からコメントをもらったのでここに書くする:
彼女の旦那はアサフ・シャウカトで、2ヶ月ほど前にダマスカスでの爆弾で殺された。この爆弾で大勢の政府・軍の関係者が殺された。イランの革命防衛隊関係者も殺されたとか。2009年にシリア軍の情報職から外れたシャウカトの詳細情報はhttp://en.wikipedia.org/wiki/Assef_Shawkat

・イラン
●グーグルとGmailはイラン国内で接続不可能になった。中国同様の動き。
ここにたどり着いた日本語読者に想像できないだろうけど、「検閲」つまり、「あなたが、それは見てはいけない。聞いてはいけない」ものがイランに腐るほどある。テレビは国営テレビしかないから当然、決まったものしか流れない。新聞も本も許可制だ。イラン体制(レジーム)は、インターネットを今一番懸念している。一般人が、自由に閲覧したり、自由に書いたりすることができるから、いろいろなところを遮断したり、締め付けたりする。なにせ、イランでインターネット会社は国営のもので、基本は革命防衛隊というイスラム共和国体制を守るためにつくられた組織が運営している。だから、好きなようにしている。グーグルは検閲対象になっている理由として「国民からのGoogle社に抗議することをもとめられたため。それは、グーグル社のYouTubeにマホメッド預言者を馬鹿にした映画が今なお流れているためだ」としている。パキスタンで映画監督を殺すように賞金を出すと言い出す大臣がいれば、イランはYouTubeから削除しない映画に文句をつけて人々が自らのメールにたどり着かないようにする。イスラム教徒の両親を持つことで、ムスリムになることを択ばずにして、イスラム教徒になった私にはまったくわからない。

イランに戻ろう。まあ、イントラネット(社内連絡網)に近いイラン国内だけの情報を流すことを許したとしても、結局、人々は逃げ道を探す。今でも、迂回ソフトは一般的にイランのパソコンに導入されている。皆が自分でソフトを手に入れて、パソコンに導入する。

笑い話に近いが、イラン体制のトップである最高指導者のハメネイは、ツイッターを使っている。話した内容の一部が流れる。結局、どっちだよ?世界につながりたいのか、イラン国内だけに影響を与えたいのか?!!ハメネイのサイトkhamenei.irであっても、結局世界に向けたものだ。なにをしたいのか?政府もサイトがあるのに!

>大学をトイレであるかのように「男」と「女」に分ける!!
秋分日から始まる新学期のイランだが、専門によって大学は男女に分けられる政策がすすんでいる。社会がなにを求め、どのように動いているのかを無視して、無理に政策を進めている。産め増やせと言ってみたり、女子はこの専攻に進んではいけないといってみたり。
革命でつくり出されている「イスラム共和国」という名ばかりのイスラムと共和国のつながりは、イデオロギーだけですすもうとしている。無理だってば!!人々はイデオロギーですすまないっちゅ言うの!上のリンクにもあるように、大学生らはこの政策に反対して学内で抗議をしている。

しかし、このように抗議する学生らを退学にしたり、停学にしたりするのも、イラン体制(その下にある政府)だ。大学を追われてしまった学生はどのくらいいるのか、数知れず。逮捕されてしまって、刑務所に入れられている大学生も数多い。自由のないイランで思想の自由も無ければ、学問の自由も無い。
あああああ、あああ!

2012年9月16日日曜日

世界中にいるフーリガンら!

日本では中国での反日デモの様子が連日報道されている。しかし、米国をはじめ西洋メディアでは、国際ニュースはリビアで殺された米国大使らや反欧米になっているイスラム教徒らの様子だ。

米国で素人目にもポルノでもない、下品で下手な映画に対する怒りだ。果たしてイスラム教預言者のマモメドを馬鹿にしたこの映画の一部でも見ているイスラム教徒らがどのくらいいるだろうか。
映画の一部を取り出したリンクをこちらに貼りますが
http://www.youtube.com/watch?v=qmodVun16Q4&feature=youtu.be

エジプトなどで反米など映像を見るとサッカー・ファンのフーリガンらの映像を思い出す。怒る人も入るだろうけど、結局は騒ぐ人がいればそこに集まる一部もいるだろう。

中国も同じだ。フーリガンらに政治様子も混ざっている感じだ。中国政府は下手に日本の見方はできない同様に、フーリガンらをほっといてもいけない。反中国共産党のデモにいつでも変わる可能性があるかだ。

フーリガン対策は政治対策とまざるとなお混乱は深まるな。


2012年9月11日火曜日

イスラエルがイランへの投下を検討している恐ろしい電磁爆弾

昨日、英国のサンデータイムズ紙にイスラエルが計画している恐ろしい電子爆弾の話がでていた。
イラン人らが読み書きしている投稿サイトのBalatarinでも大きな項目がたっていたほどだ。
電子機器すべてを止める爆弾であって、原子爆発か化学爆発で生じる電波を利用した電磁爆弾だ。YouTubeの日本語にもアップされている映像はこちら
電気機器が止まる結果をもたらすこの爆弾がイラン市民のすべての生活をとめる。民間飛行機が落ちたり、車や電車が衝突したり・・・
人間の脳や体への影響もありえる。電子レンジに人間を入れたらどうなるのか、想像もしたくない。
恐ろしい。

自ら原子爆弾を200とも300とも保有しているイスラエルが褒めらないけど、自国民のイラン体制も許しがたい・・・
前に書いたイランと原子力の関係で

原子力とご飯を食べることのどちらが当然の権利?! 

「戦争状態」にあるイラン

2012年9月6日木曜日

ボランティアらを逮捕するイラン体制

イラン北西部アゼルバイジャンのアハル市周辺で地震があってから1ヶ月ほどなっている。
しかし、政府をはじめレジーム(体制)からの支援はきちんと届けられていない。アゼルバイジャンは寒くて、冬では氷点下20度にもなる。地震被災者はよくてもテントに入っているだけだ。
前にも書いたが
地震の政府や体制の対応にイラン国民が怒っている

しかし、まだこのブログに書いていないことがある。なんと被害者をを支援するボランティアの人たちが革命防衛隊に逮捕されている。2週間前に21人、そして、今日10人。その間に役所で働いている数人の人。この役人らの罪は「ブログにデマを書いた!」とされている。
ペルシア語だが、ニュースのリンクはhttp://rahedigar.net/1391/06/06/azadi-zelzele-zadegan/

なぜ??なにが怖いのよ?
分析しようとすれば、新たな市民ネットワークが国内で誕生することが恐られている。そのネットワークはいつか、イスラム共和国体制への怒りが爆発するときに、いきてくるから、恐れられている。

しかし、罪も無く逮捕されている人たちが、刑務所から「俺らのことはどうでもいいから、被災者を助けてください!」とまた公開レターを発表している。

人のネットワークが断ち切れないものなの。逮捕されていても刑務所内から公開レターをだす。

寒くなってきているアゼルバイジャンの地震被災者の人々が一番きになっている。社会や政治分析はどうでもいいいい


2012年8月30日木曜日

ホームレスらとテントを街から撤去して行われるテヘランでの国際会議は?

日本からもメディア局はイラン首都のテヘランを訪れている。というより、正しく外国メディアのカメラはイランへ入れるように許可されている。
なぜかと言えば、今テヘランで非同盟会議が行われている。3年間議長だったエジプトに代わり、イランが議長国になるため会議がイランで行われている。
この会議はなんと言っても、多方面からイランの問題点をあらわにしている。

項目ごとに書けば

・運営してるイラン政府や国家体制(レジーム)はとにかくいい会議を実施しているわ!とアピールして国内と国際社会に「制裁を受けたとしても孤立していないんだもーん。こんなにたくさんの国らの代表はイランへ来てくれただもん!」(アカンペー!(??)とでも言いたいばかりだ。

会議をうまく(?)実施するため首都のテヘランは5日間休みとなっている。役所は休みなのに、新聞社らがだしつづけないといけない。休日は新聞が発行されないイランなのによ、この休日を休日と思っちゃだめだって!
それに、「トップ・シークレット(秘密)」の版が押された「情報・イスラム省」の手紙は新聞社らに送られたことは暴露されたばかりだ。イスラム指導省という役所は、新聞も含めすべての活字や外国メディアを管轄している役所だ。その秘密のレターは「非同盟会議のことを褒めるような記事を書け!」というものだった。国民を騙せという指示だ!

・体制が会議を静かに実施するために、テヘラン市民に街をあけて欲しいらしく、「国民に30リットルのガソロンを安く提供する」とのことを発表した。きれいな街を見せるためにホームレスらのテントを街から撤去したし、物乞いらを街中から連れ出した。これで貧困問題が無くなったとでもいいたいのかよ?
後の訂正:テントは違う。ダンボールだった。そもそもわかりやすくするためテントと書いたが、テント自体は贅沢品だ。失礼しました。

国民の反応というのは・・・・
ひとまずこれをアップしてから書きます。
英語が読める方はこちあをどうぞ
http://www.guardian.co.uk/world/2012/aug/28/iran-un-human-rights?newsfeed=true

2012年8月24日金曜日

風刺画でムサビ氏の状況


Mana Neyestaniさんが描いたムサビの状況の風刺画
ムサビ氏の状況は

本来なら今、イランの大統領だったムサビ氏が心臓手術を受けるため緊急入院した

ラブの春のきっかけとも言われているイランの2009年の大統領選挙で候補だったムサビ氏が1ちねん反前から自宅で軟禁されている。彼は、昨日、2012年8月23日緊急入院した。
それは、エジプト革命を支持するために市民のデモを呼びかけたためとされている。500日以上の間軟禁されている、ムサビとラフナバルド婦人そして、もう一人の候補キャッルビ氏だ。彼はされている。彼は昨日、心臓病のため病院のCCU(冠動脈疾患集中治療室)へ運ばれた。

ペルシア語でのニュース詳細はhttp://irangreenvoice.com/article/2012/aug/23/27882

このニュースを読んでから、自分の家族のことかと思うほどにショックでショックを受けている!!
イランはここまで外国から攻撃を受ける可能性があるのに、ここまで人々の支援がある国内政治家を軟禁し続けるのか??
ペルシア語で(راهبر の省略で رهبر) 「Rahbar」「道の案内師」とよばれているハメネイ最高指導者(?!)をはじめイラン体制、恥を知れ!!

戦争状態にあるイランのことを前にここに書いた
ムサビ氏はイランでどれほどの役割を果たしているのかをいくつか書いたがその一つは

2012年8月23日木曜日

人類に対すわれわれの社会的責任

志高くシリアで取材中に殺されたフリー・ジャーナリストの山本美香さんのご家族に哀悼の意を表します。
なにが真実なのか自らの目で確認するために内戦状態にあるシリアを訪ねられたの言葉で表せないほどの志です。
人類の一人として、彼女の志に賛同いたします。

彼女はシリアで誰に殺害されたのか、不明のままだろう。しかし、BBCペルシア語で読んだ記事をここで紹介する。それは、シリアでいったいどのくらいの武装集団、反体制派からアサド政権にいたるまで。どこを拠点に活動しているのかを紹介する記事だった。http://www.bbc.co.uk/persian/world/2012/08/120822_syria_insurgency_map.shtml
(記事はペルシア語)
BBCはこの地図を米国に拠点を置くInstitute for the Study of War://www.understandingwar.org/
から取り出したものだそうだ。おそらく英語のこのレポートがもとになっているだろう。http://www.understandingwar.org/report/syrias-armed-opposition

山本さんが撮影した最後のビデオは印象的だったが、いったいシリアでどのようなグループはいるのかしっかりわかっていないながらに日本の報道機関が報道してしまっている。

世界で最大の武器製造国家にあるこの戦争研究所の資料は役にたつのか?自分でつくって、世界各国にその武器を販売して、研究センターまでおいて、、、、矛盾だらけではないのか?

2012年8月13日月曜日

地震の政府や体制の対応にイラン国民が怒っている

イランで大きな地震が起きたのに、政府をはじめ体制の対応への批判が高まっている。

唯一のテレビ局である国営テレビやハメネイ最高指導者にもっとも近いケイハン紙の報道だけでも人々が怒っている。
シリアは外国の陰謀にあっているとかがトップ面になっているとこ
か、シーア派最初のイマームが1400年前に殺された(断食月)ラマダン21日目のイベントが体制主催で行われたとか。
献血が必要なのに、国営テレビがバラエティー番組を流しているとか。
アゼリ語を主として話している人たちがすごく怒っている。
アゼルバイジャン共和国のバクーからの放送に電話をかけたりしているか。

ただでさえ、アゼリ人らは差別されていると感じているのに、この怒りは・・・
100年前に中東ではじめておきたイラン立憲革命でもアゼリ人らは中心的な役割を果たした。ぜひ貼ったリンクの日本語ウィキペディァを読んでください。

シーア派のイスラム国家はなにをどのようにしたいのか?この怒りが収められると思うのか??
これがテレビで流されていた宗教行事の一環。地震のニュースは???

2012年8月12日日曜日

オーラルヒストリ(個人史)をはじめたイラン北西で大きな地震

イラン北西部のアゼルバイジャン州で大きな地震2つ発生した。
タブリーズ市は州の中心都市だが、そこから100キロにある地域が地震の中心だった。あああ、大変
現地の知り合いらと話していたら、地元のテレビはラマダン(断食月)にまつわる話ばかりやっていて、ニュースをながしていないんだって!!!
イスラム教徒が生きているかどうかが問題だよ!!断食はどうでもいいじゃない!!
http://earthquake.usgs.gov/product/ から
http://earthquake.usgs.gov/product/losspager/usb000bupa/us/1344693419661/exposure.png

現地からの写真をまとめたニュースのサイトは
http://www.bbc.co.uk/persian/iran/2012/08/120811_ka_eartthquake_iran_pic.shtml

2012年7月28日土曜日

8月1日、朝10時から文化放送に出演します

来週水曜日朝10時から文化放送に出演します。
中東での国境状況を話す予定。
日本人専門家も話せない言語を中途半端にわかるので、
・国境はどのような影響を与えているのか
・イランからの観光客
・国境をまたいだ商売
・国境をまたいだ労働者


などの予定です

2012年7月23日月曜日

残念にも血のにおいがするニュースばかりをトルコで

今、断食月、ラマダン真っ只中のトルコでエルゼルムにいる。
アルメニア、グルジア、アゼルバイジャン、イラン、トルコ国境を睨んで地域だが、テレビをつけると隣国であるイラクとシリアでの爆発だとか、戦争だとかの話ばかり。残念に血のにおいがするニュースばかり。

国境を越えると基礎的な言葉が通じても、人々の関心が違う。
天の恵みの果物や野菜がこれほど美味しいところで、なぜ人々が殺されるのか・・・わからない

2012年7月13日金曜日

成田空港からちょっと国際政治と社会運動

アゼルバイジャンはイラン北西部にある。海のつながりもあって、ペルシア湾ではなく、カスピ海の西と南の国はアゼルバイジャン共和国(??)とイラン・イスラム共和国(?!)だ。
地図でみればわかるように首都バクーのところと陸でつなっがっていない飛び地がある。(地図のページを閉めないで。ややこしい説明があるから、別のページか何かで開いてください)
それは、ソ連崩壊後にアルメニアとアゼルバイジャンが戦争したことにより、100万人とも言われるナゴルノ・カラバフのアゼリ人難民らが東の土地に住まざるおえなくなった。未だに難民キャンプに住んでいる人たちもいる。
カスピ海原油販売で潤っているアゼルバイジャンがこのアルメニアとの危機に備えるつもりで多くの武器を買っている。それはどこからかというのもまた大きな問題でね。
アルメニアはキリスト教の一派であるアルメニア教会に属していて、多くは米国に住んでいる。アルメニア・ロビーは米国の政治に深く係わっているために、米国から武器が買えない。そこで、「俺が、俺が売るっすよ」と手を上げているのはイスラエルだ。
イスラエルとの関係を喜ばないのはイランだ。武器だけ売っているわけがないからね。諜報機関のモサドが情報をとったりする。イランはアルメニアと仲がいい。これにアゼルバイジャン政府も国民も怒る。(地図を見ながらで理解できたかしら?)
皆さんも結婚相手が択べても隣人が選べないのと同じで、イランもアゼルバイジャンも、アルメニアも隣国との関係をなんとかできればいいけど。
イランにアゼリ語を主として話すアゼリ人は2500万人もいる。タブリーズ市がその中心になる。言葉も通じるから、国境を隔て商売をする人も大勢いる。

そこで、アゼルバイジャン政府がイランを非難しようとすれば一つに、アゼリ人らがイランで母語で教育を受けられないと。在首都のバークにあるイラン大使館の前でデモを呼びかけたりする。そこで、DALGA(波)という市民グループらも参加する。この若者らは、本当はアゼルバイジャンでの言論の自由を求めているから他の呼びかけで市街のデモを行いたいけど、逮捕されたりするからできない。それで、仕方が無く政府の呼びかけにのっちゃう。彼(女)らはアラブの春においてもデモを行い、逮捕されたり、大学をおいだされたりした例も多い。
アリエフ親子がアゼルバイジャンの大統領でありつづけたのは、どかのシリアで、アサド親子に大統領であることに似ていないかい?先週、バクーで「イランがアサドを支援しているのは怪しからん」とイラン大使館前でDALGAグループらはデモを行ったとか。結局、アリエフ体制が許すも許さないも・・・
隣人が択べなくても、せめて結婚相手を上手に択びましょうね!

成田空港で書ける国際政治と市民運動だった。
さあ、これからどこへ出るのだろうか?!

2012年7月9日月曜日

文化放送でイランでの市民生活について話す予定


7月11日文化放送デイトラインに出演。イランでの生活状況について話す予定。
ネットでも聞けます。ご感想をお聞かせ願えれば幸いです。

2012年7月6日金曜日

「戦争状態」にあるイラン

ご心配をおかけしています。まとまった文を書こうと思いながらですが、なかなかすすみ具合は・・・

今のイランの状況は「戦争状態」だ。もちろん戦争ではないけど、近いものだ。ペルシャ湾を締めると言ってみたり、米国は軍艦らをペルシャ湾に送ったり。

この戦争状況で一番きつい状況にいるのはイラン国民。

国家予算の半分、外貨取得の8割を原油輸出に頼っているイランとイラン国民にとって、この経済制裁はこの上ないダメージを与えている。国際エネルギー機構IAEの予想では、イランの原油輸出が2012年夏まで40%も減るとの計算だ。単純計算すれば、イラン国家予算は3割ほど下がる。今のイランは物価高がこの上なく、半年で倍になる鶏肉の値段もあれば、日本のスーパー価格よりも高い牛肉の値段もある。インフレ率が40%とも言われるほどだ。

2012年6月10日日曜日

Hamid Dabbashi先生の本をお勧めします


コロンビア大教授のHamidDabbashi先生のインタビューはいくらでもあるだろうが、半年ほど前のBBCペルシア語とのインタビューをぜひとも見ていただきたい。イランでの緑運動、社会運動についてお話になっています。
http://www.bbc.co.uk/persian/tvandradio/2011/10/111004_hardtalk_hamid_dabashi.shtml
ペルシア語をご理解できない方用に自分が重要と思って、適当に訳したものは
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イランの文化は抗議する文化だ。緑の運動は今、脱宗教であるのではなく、抗議として宗教に対抗している。パーレビ時代に、カレンダーが変わることからはじめ、いろいろな意味で宗教をなしにしていた。そこで、イラン人らは宗教的な文化に戻ることにした。シーア派のアーシューラ祭りなどが抗議文化として強まった。今のイランはアーシューラを強めているが、人々は抗議として春分の日、ノールーズ後の13日目とか、火の祭りに興味を示す。
緑の運動は国内と国外の別離をなくさせている。言葉を遠慮せずに話させている。刑務所内で数千人が殺された80年代のことは話されているだけではなく、イランの文化革命の詳細を議論させている。今までは知っていても誰もが話題にしなかった。
Image: Scan of front cover of "Shi'ism: A Religion of Protest" book

今の時代はカリズマは必要ではない。言うカリスマとは、テレビの作り出すカリスマと違う。テレビは一種のカリスマ性を作り出す。オバマとブッシュであれば、オバマは顔立ちがいいから、いいとされるかもしれない。しかし、それだからと言って、オバマを批判してはいけないわけも無い。ブッシュにカリスマ性がないから、批判されるわけでもない。
2009年大統領選挙のムサビ候補は今軟禁されているが、彼の話していないが、逆に話しているものが多い。話している元大統領のハタミよりもムサビが話している。「無声」の抗議運動だって、ありえる。南アフリカのネルソン・マンデラは何年間刑務所にいて、話せなかったのかと同じ。ムサビも同じだ。娘らにちょっと面会したさいに、われわれの状況を知りたいのならば「マルケズの小説を読んでください」といっただけで、2週間であの本は売り切れになる。
マルケズは自らのフェイスブックのページでこの話にも触れて、世界的な出来事になる。若者らの今の交流方法をみれば、もうカリスマ性は必要されない時代を意味する。
Image: Scan of front cover of "The Green Movement in Iran" book
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Hamid Dabbashi先生を紹介する必要も無いでしょうけれども
http://www.hamiddabashi.com/
コロンビア大教授のダッバシ先生を以前中東カフェで来日してくださったマダニ先生現在も不当にEvin刑務所で逮捕されている)とご一緒に招聘するはずでした。今も、やはりパレスチナを歩き続け、イランを知り尽くしているダッバシ先生を日本に招聘されればどうかと思います。(お前自身は無職なのに?!ハーイ!)。日本語に訳された著作だけではなく、今の中東の見方を英語でもたくさん書かれているこのDabbashi先生こそ、今の中東をわかるために注目されるべきだ。
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