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2013年2月7日木曜日

イランとエジプトの国交は回復するのか?


イランの通称(?!)大統領のアフメディネジャドがイスラム諸国会議に出席するためエジプトへ行った。
しかし、あまりエジプトで歓迎されていない。ほとんどがスンニ派のエジプトで、世界最大のシーア派国家に文句をつけるところが多い。苦悶というのは、イランでスンニ派はイスラム教徒であるが、憲法の定めでいろいろな役職につけられない。例えば、大統領となれるのは、シーア派だけだ。また、多くのスンニ派が逮捕されている。分離・独立を求め、反イラン政権よりだとして、死刑になったり、自由がなかったりする。イスラム教徒であるにも関わらず、イランの首都テヘランでスンニ派が集まって礼拝すらできない。モスクまでつくらせてもらえなかったりする。それがエジプトで多くの批判受けている。
その象徴はネジャドが訪れた世界で最高の権威を持っているスンニ派の神学校、アズハル(アル・アズハル)だった。そもそも、アズハルは、1000年ほど前に、世界で最初のシーア派国家がつくった神学校だった。ネジャドがそこを訪ねたときに、を投げつけられた。ちなみに、以前、イラクで米国大統領のブッシュが投げられたのを覚えているでしょうか。それと同様に、侮辱を意味する靴を投げつくられた。その上、書いたようにシーア派国家の問題点を多く指摘された。まあ、34年ぶりにイランから訪れた大物政治家は大変なめにあってしまったようだ。

中東の2大国家である、イランとエジプトに国交がない。1979年から国交が断絶したまま。そのきっかけは、エジプトがイスラエルと国交を結んだとたんにイランのイスラム革命の精神的リーダーの故ホメイニ師が国交断絶を命じたためだ。ネジャドがモルシー大統領府での記念写真を取ったら、
















1979年までのパーレビ王時代の国旗が飾られているじゃないか?!ここまでを今朝、書いたが、後から調べたら、それは、嘘で、
写真はフォトショップで作られていた
ネット上のジョークでいろいろまわされていた。元の写真は下のもの。


しかし、そこにも問題が。それは

、そこに旗がないことだ!これは外交的に無礼ではないのか?普通ならば国の代表の後ろに旗を飾るもの。
ネジャドは靴を投げつけられたりしている映像がこちらにhttp://www.youtube.com/watch?v=JU1_P7VlWoI
そして、批判されていることも本当だ。
イランとエジプトの国交回復は非常に難しいんだ。