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2013年6月13日木曜日

人々の力は偉大なり!

明日14日イランで大統領選挙だ。夕べ、最高指導者とよばれ、選挙などで選ばれない憲法上イラン体制のトップであるハメネイが国民の力を認めるような重要な発言をした。
「イスラム共和国体制を認めようとも認めない人であっても、イランのためと考えて、大統領選挙に参加してほしい!」
この発言の意味を説明します。
①まずは、国民の力を認めていることだ。今まで「反体制」とよばれていたイスラム体制を認めない人たちは政治犯として逮捕されたりして、ひどい目にあってきた。1979年からの34年の間ですよ!はじめてとも思われる「イスラム体制を認めない人たち」への呼びかけは、自分がいかなることをしようとも、結局は、国民の後押しがないとどうにもならないことを理解したためだ。

大統領選挙の前であって、普段なら絶対に認められていない自由を人々に与えている。選挙の1週間後なら、治安部隊に逮捕されるのであろう女性らは選挙キャンペーンの集会に出るのを黙認している。来週の今日も認めるのか??そうであっても、お願いをしていることにかわりがない。

②このお願いの真相はおそらくイランの核開発の政策が変わるのであろうということがのぞける。この数週間の動きを見ていると、イランが主張している原子力政策を支持できない政治家らも非常に多いことがわかる。原子力政策の最高責任者がハメネイであることをもう一度説明しますと、下の図面を見てください。
ハメネイが決めているなか、彼の外交顧問のベラヤティでさえ、それを批判している。ベラヤティは大統領選挙に立候補している(正しくは申請した700人のうち、立候補が認められた8人の一人だ)。ベラヤティはもう一人の候補者(ジャリリ)に「外交の会議は、哲学を教える授業ではない!しっかり交渉しないから国の経済はこれほど大変だ!」と国営テレビの討論会で言った。
私の期待も入っているけど、おそらくハメネイは核開発政策を変えるだろう。それには「国民の支持が必要だ」ということを理解してきたがために、「イスラム共和国体制を認めない人でも、イランのためなら大統領選挙の投票へ行くだろう」とお願いをしている。
行くかどうか迷っている私のような投票権を持っているイラン人が、彼の発言にすごく嫌気を感じるけど・・・・

★選挙のことで言うなら、票はか数えられるか???これが一番の懸念だ。旧ソ連の悪名高い独裁者スターリンはこのようなことを言った。「票を入れる人よりも数える人の方が重要だ」と同じ状況をイラン国民が心配している。

★イランのことで言うなら、国民の半数が貧困層となっているイランはなんとか復活してほしい。

続きは明日14日に行う講演会にいらしてください。
中東でなぜ次々にデモが起きるのか?イランの大統領選挙の様子は?

野間易通×あれず・ふぁくれじゃはに×山岸智子「官邸前で、中東の街頭で、―市民のアピール作戦比較」

6月には何かが起きる―
2012年6月29日の官邸前抗議行動からもうすぐ1年、
イスタンブル(トルコ)ではキスする自由を求める集会が反政府デモに展開、
そのトルコには反政府運動が吹き荒れるシリアからの難民が100万人も流入、
またSNSを用いた市民の抗議運動はモルドバに始まり、2009年大統領選挙後のイランでは300万人が街頭へ、そして「アラブの春」や「Occupy Wall Street」を経て、日本では反原発運動に新しい局面を開いた。
そして2009年6月大統領選への異議申し立てが100万人規模の市民運動へと展開したイランで、次の選挙がやってきた…