素敵な読者の皆さん

2014年6月27日金曜日

発行された現代思想誌でイランとロシアを

現代思想誌に書かせていただいたのは、今日発売されました。他の方の文章はまだ読んでいないが、こちらが書いたものは : 中東とロシアの関係に新たな考え方になっていれば嬉しいです。イラクのISISの危機にもロシアが関わって来ているからね。ご感想をお聞かせください
ロシア‐帝政からソ連崩壊、そしてウクライ
前にもしょうかいしたまえがきは・・・
北にいる熊との難しい付き合い方のイラン

ソ連崩壊後の地域連帯を目指し、はじまった「アジア信頼醸成措置会議(CICA)」は今年5月、中国の上海で開催された。26ヶ国のアジア・中東の首脳が参加したが、ウクライナ情勢を受けたロシアの動きに注目が集まった。中国は、ロシア産ガス輸出に用いられるパイプライン建設の契約で更なるロシア接近を図った。プーチン大統領と中国の習近平主席らに並び、イランのルーハニ大統領も会議に出席した。
イランの大統領が上海に到着した日に、北部の人々が思わぬ光景を夜空でみることとなった。「UFO出現」とも言われたが、後にそれはロシアが実験で発射した弾頭ミサイルであることが判明した。ミサイルは、イラン国境北部のわずか1500キロにある、ロシア南部のカプスチン・ヤル基地から発射されたものだった。イランは、ロシアと陸でつながっていないものの、世界最大の湖、カスピ海を通して隣国である。結婚相手が選べても隣人が選べないことわざのように、イランが熊の国とも称されるロシアと付き合うしかない状況にある。

本文で、現時点のイランからロシアとの関係を考える。歴史において、ロシア、そして、国際政治が国内政治にどのような影響を与え、政治体制を作り出したのか。人々の歴史的記憶がそれらにどのような影響を与えたのか。その上、今後のイランはどのような状況になる可能性があるのかを考える。本文は、イラン出身の筆者の今までの現地調査も含めた研究結果に基づいて、書かれている。

2014年6月25日水曜日

FIFAワールドカップのボールを誰がつくるのか?

http://avaxnews.net/fact/Inside_the_Pakistani_Factory_thAn employee uses hot air as she sticks outer panels on a soccer ball inside the soccer ball factory that produces official match balls for the 2014 World Cup in Brazil, in Sialkot, Punjab province May 16, 2014. (Photo by Sara Farid/Reuters)at_Makes_World_Cup_Soccer_Balls.html
日本も含め、どこかが勝った、負けただけを考えて言い訳?ローマ帝国で言われていた「民衆にパンとサーカスだけ与えれば、支配できる!」ということは、現在に続いているだけではないか?考えるきっかけはどこにでもある。
彼女たちの賃金は?バングラデシュで服を作る工場でおきた火災で多くの命が奪われたのを忘れていないだろうか?

2014年6月23日月曜日

イラクの残虐なグループ、ISISとISILの違いは無い!? 同じもの!

このブログに書いているのは一般の日本人向けですな。どうでもいい話のようで基礎的な話を書いている。一般市民として、他の一般市民に情報を提供しているだけだ。

大学やシンクタンクに所属する研究者らがフェイスブック等で「いいね」もしなければ、参考にしても、こちらの名前に触れないことに怒りを感じることも少なくない!

基礎的なところに戻って、どうでもいいことでもあるような基礎的なことを書くしかない。

今、イランの西隣のイラクで残虐な行為ばかりを行っているテロ・グループは「ISIS」か「ISIL」で呼ばれている。基礎的なことを書くと・・・ 両方は、同じであって、違いがない。ISIは「イラク・イスラム国家」を意味する。
SとLの由来はどちらも同じだ。アラビア語由来か、英語由来かの違いだ。
アラビア語で、Shaamと呼ばれ、英語(フランス語)で同じところをLebandと呼ぶ。その地域は、シリアの首都ダマスカスを中心とした地域だ。
岩波書店の世界誌、今年の2月号に書いたので、ご参考にどうぞ。

2014年6月22日日曜日

日本サッカー観客は世界の見本に

日本のサッカー試合の観客は、イランをはじめ世界で見本になっている。試合終了後の清掃している写真などに多くの人が感動している。Tavana、「社会運動の見本」のサイトで紹介されている。本当に日本人はエライ!

2014年6月17日火曜日

国家と言う制度があってよかったか?

イランのサッカーチームがワールドカップでFグループに入っていて、今朝ナイジェリアと試合をした。ひきわげだった。スポーツ試合にあまり関心がないけど、イランの政治家の写真を二枚。
ルーハニ大統領が、自宅で試合を観戦中。頭にターバンを巻いていない上、服はスポーツ服か?

ウィーンで核交渉を行っている外相などが会議所で観戦中。座っている女性はどんなスタッフかな?通訳でなさそうだ。格好いい!

国と言う制度が存在するから、誰かが、大統領になるし、外交官も必要になる。
イラクで殺されている市民もゆっくりサッカーを見たいだろうに。殺されることを懸念しないといけない、悲惨な状況にいる

2014年6月16日月曜日

イラクのISISとイランの死刑制度の話を文化放送で

2014年6月18日、朝10時5分から文化放送のデイトライン(クニマル・ジャパン)で「イラク内戦をおこしているISIS」と「イラン 変わる死刑制度」の話をします。暗い話だな・・・それにどっちも長いものだよ・・
関東の方が、ネット上でも聞けます。
詳細は
http://www.joqr.co.jp/japan/

2014年6月13日金曜日

イラクの悲惨な状況で米国とイランは協力する可能性が高い

イラクの首都バグダードに迫っているISISと言う過激なイスラム思想のテロリストだが、地域全体に危機として存在している。礼拝をしないと、殺される!!!何がイスラム教だ!
シーア派の最高の宗教学者シースタニ師が「武器を手に取って戦って」とファトワの宣言をした。

また、イランとの国境に50キロほどまでに押し迫っている。
米国とイランは協力する可能性が高いようだ。

2014年6月10日火曜日

6月27日(金)発売予定の現代思想誌、ロシア特集号で

6月27日(金)発売予定の現代思想誌、ロシア特集号http://www.seidosha.co.jp/index.php
で以下のタイトルとまえがきで文章を書かせていただきました。雑誌の許可を得てまえがき文をこちらに載せます。
ぜひお読みになっていただければ、ご感想をお聞かせください。
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北にいる熊との難しい付き合い方のイラン
まえがき
ソ連崩壊後の地域連帯を目指し、はじまった「アジア信頼醸成措置会議(CICA)」は今年5月、中国の上海で開催された。26ヶ国のアジア・中東の首脳が参加したが、ウクライナ情勢を受けたロシアの動きに注目が集まった。中国は、ロシア産ガス輸出に用いられるパイプライン建設の契約で更なるロシア接近を図った。プーチン大統領と中国の習近平主席らに並び、イランのルーハニ大統領も会議に出席した。
イランの大統領が上海に到着した日に、北部の人々が思わぬ光景を夜空でみることとなった。「UFO出現」とも言われたが、後にそれはロシアが実験で発射した弾頭ミサイルであることが判明した。ミサイルは、イラン国境北部のわずか1500キロにある、ロシア南部のカプスチン・ヤル基地から発射されたものだった。イランは、ロシアと陸でつながっていないものの、世界最大の湖、カスピ海を通して隣国である。結婚相手が選べても隣人が選べないことわざのように、イランが熊の国とも称されるロシアと付き合うしかない状況にある。

本文で、現時点のイランからロシアとの関係を考える。歴史において、ロシア、そして、国際政治が国内政治にどのような影響を与え、政治体制を作り出したのか。人々の歴史的記憶がそれらにどのような影響を与えたのか。その上、今後のイランはどのような状況になる可能性があるのかを考える。本文は、イラン出身の筆者の今までの現地調査も含めた研究結果に基づいて、書かれている。