素敵な読者の皆さん

2014年4月17日木曜日

イランで永久的になった二人の女性の写真

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昨日4月16日のイランのネットはこの写真でもちきりだった。息子を殺された母親は死刑台に上った犯人のロープを外すことになった。つまり、キサース、(被害者が蒙ったのと同様の苦痛を加害者に与える刑罰)をあきらめた。上の写真は二人の母親が抱きしめて泣いている。賠償金をもらって許した。賠償金を息子の名前で学校を建設することになった。サッカーが得意だった被害者の希望にあわせてサッカー使節も入るそうだ。
今日の英国のガーディアン紙の一面もこのニュースだった。

私は、イスラム法での、キサースの実刑に大きな問題があると思う。殺したら殺されるという判決は、結局は、被害者家族に更なる精神被害を与えるのではないのか。二人の母親の泣く姿は永久的に残るものになったのは、この法律の問題の所為ではないか。

2014年4月10日木曜日

もっとも信頼している一人の学者が早稲田大学で講演会

4月11日金曜日に、早稲田大学で講演会が行われます。イラン人研究者のFariba Adelkhahさんがもっとお信頼している学者の一人なので、ご参加をお勧めします。
案内はコピペで
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パリ政治学院(Sciences Po / CERI)研究員来日講演会のご案内
 早稲田大学イスラーム地域研究機構では、現在来日中のパリ政治学院(Sciences Po
/CERI)の研究員2名による講演会を、下記の要領により開催いたします。それぞれ北アフリカとアフガニスタンのイスラームに関するご講演です。年度初めのお忙しい時期に直前のご連絡となってしまい大変恐縮ですが、公開の講演会(事前登録不要/無料)ですので、ふるってご参加下さいますようお願い申し上げます。

日時: 2014年4月11日(金) 15:00~18:00
会場: 早稲田大学120-4号館4階405会議室
地図: http://www.waseda.jp/jp/campus/waseda.html
講演者および演題:
マルシャル(Roland MARCHAL)氏 (パリ政治学院Chargé de recherche)
演題:
サヘル(サハラ砂漠南縁地域)における武装イスラーム集団の力学:
 今後の調査のための論点 (Dynamics of armed Islamist groups in the Sahel: some questions for further research)

 アーデルハー(Fariba ADELKHAH)氏 (パリ政治学院Directrice de recherche)
演題:
土地と戦争: アフガン危機の人類学的分析試案
(Land and War : A tentative anthropological analysis of the Afghan crises)

言語: 英語(通訳なし)
お問い合わせ:
早稲田大学イスラーム地域研究機構
info(at)islam.waseda.ac.jp
TEL:03-5286-1749

2014年4月1日火曜日

4月9日の文化放送でイランから見える世界、ロシアの話しを

日本は新年度になり、イランはニールーズ(春分の日)を経て新年になりました。東京外国語大学・
アジア・アフリカ研究所のジュニアフェローとして、初めてメディアでの仕事をさせていただきます。

2014年4月9日、朝10時5分から文化放送のデイトライン(クニマル・ジャパン)でイランから見える世界の話をします。米国は重要な国であるが、イランの北に世界最大の面積のロシアがある。
この地図らを見てもわかるように、アジアと中東の北、すべてがロシアである。欧州なんて小さく見えるほどだ。クリミアは、黒海のなかの大きな島であったが、ために、アラビア語由来の名前で呼ばれるようになったのではないかと。ロシアの国名もこのウクライナ由来であることを忘れないように。ベラー・ルーシーが元である。今のロシアはなぜ黒海に近づきたいのか?イランは北の隣国をどうかかわるのか?少しだけ話す。
時間が許せば、東のアフガニスタンの大統領選とパキスタン国境近くで人質にとられている国境隊の話も。時間的に無理だね?!
関東の方が、ネット上でも聞けます。
詳細は
http://www.joqr.co.jp/japan/